2010年1月1日金曜日

初打ち


皆様、明けましておめでとうございます。 本年も宜しくお願いいたします(^^)。

今朝カウントダウンした眠い目をこすりながら、凍りついたガレージのドアをあけて7時に家を出ました。 くすんだ薄暗い朝の道路は、ゴーストタウンのように車が通っていなく、今日はニューイアーデイだよと、そっと教えてくれている感じでした。 日本と違いここ米国ではお正月は寝て祝うのが習慣で、大晦日の夜は遅くまでパーティーをします。 昨日もロブが遊びにきてくれてカウントダウンまでトムクルーズの映画を観ました。 デナリもバックシートで寝ていて、少し寂しい気持ちの心を引き締めてテニスコートに到着しました。 
教え子はマットしか来ておらず携帯を見てみるとディアンとアシュリーは起きれなかったので来れないとテキストメッセージが入っていました。 真っ暗なコートにライトをつけて さあ初打ちです。 マットは中学3年生でテニスは2年前に始めました。 素質はもっていてデナリに追いつこうと一生懸命練習します。 やはり気合のはいっている子は無理してでも育ててやろうという気持ちにさせてくれます。 一時間以上でひととおりのストローク練習を終え、デナリと試合をさせました。 前回は6-0、6-0のデナリの一方的な試合だったのですが、マットにとにかく続けて浅いショットはバックを狙えと試合前にアドバイスをしました。 結果は6-0、6-1でどうにかマットは一ゲームをとることができました。 デナリのマニュアルどおりのポイントの取り方にはマットを応援していた私を閉口させます。 サーブ、リターンをはじめとしてセットアップでチャンスボールを待ち、それを深くコーナーに丁寧に決め、最悪でも次のショットで終わらせてきます。 悔しいのか、嬉しいのかマットに頑張ってもらいたい私にとっては複雑です。 またゲームポイントをとられそうになっているときのデナリのメンタルは瞬間接着剤のように食いついてきます。ペースをきかせた正確なサーブ、リターンでマットの浅いボールをバックコーナーにきめてくる確立の高いテニスでピンチを切り抜けます。 これからもマットを鍛えて2年後のデナリの練習相手まで育てようと思っており、必ず頭角をあらわしてくる選手です。 マットが帰ったあと、二人でまた一時間打ち合いました。 第一日目からの3時間以上の練習は納得しています。 ここミシガンの冬の恵まれていないコート時間をどうにか確保して毎日少なくとも一時間を保てるよう努力してゆきます。 マット、デナリとも気持ちを引き締めた初打ちになりました。 わたしも頑張ろうと心に誓いました。   

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